パーソナルジム独立

パーソナルジム独立前にレンタルジムを利用した方がいい理由

パーソナルトレーニングジムかレンタルジムか

代表の宮崎です。

パーソナルトレーニングというものが広まってきて、既に10年以上が経とうとしています。

ライザップさんのような超大手ジムのお陰もあり、全国的にパーソナルトレーニングジムが増えました。同時に、パーソナルトレーナーの数も爆発的に増えています。

そんな中で、フリーランスとして独立しようと考えている方も多いのではないでしょうか?

私も数百人のトレーナーと関わってきていますが、多くの方はいずれお客様が増えたら独立したいと考えているようです。

確かに大手含めて、給与は決して高いとは言えず、フリーランスとしてお客様を獲得できればそれだけ収入は増えます。

パーソナルジム出店のリスクを抑えるレンタルジム

ではジムを構えるのかというと、それもまた困難が付きまといます。

家賃は地方や超小規模のマイクロジムでも月に10万。普通は20万~40万、少し大きくやろうと思えば50万から100万になるでしょう。

個人事業からそれを行うのは結構思い切る必要があります。

自力で定期的に新規顧客を集客できて、月に100万近くは安定して売上を出せるようになったら、小規模の場合は安定するかとは思います。

それまでの土台作りとして、レンタルジムをお勧めします。

これは私がフリーで経験してきた時の経験からもそう思い、そして、これからのトレーナーさんたちにとっても、活動のステップとして非常にいいと思うから提案させていただいています。

東京都内でパーソナルトレーニングを行えるレンタルジムは少ない

まずパーソナルトレーナーが自由に活動できる総合型の大きなジムはほとんどありません。都心に限ればほぼ無いと言ってもいいでしょう。

昔は東京体育館や駒沢競技場の施設が使えましたが、それぞれ規制も厳しくなり、難しい状況です。

東京体育館は改修工事していることもありますが、規制は年々厳しくなりました。駒沢は原則禁止ですが、モグリで指導するトレーナーはいるようです(最近数年は事情しらずですが)

その他都心部を離れたの区営などのジムも使えるところはありますが、都心はほぼ無理です。郊外の方は使えても器具が古く、混んでいたりするのがネックです。

総合型ジムでは原則パーソナルトレーニング禁止

また、コナミやエニタイム、ゴールドジムでも教えられそうですが、これらは全面的に禁止です。指導行為をしていたら退会させられてしまいます。

もぐりのトレーナーというのはどこにでもいるのですが、大抵はお客様か他の契約トレーナーの通報で退会させられます。

このように、ジムと契約して3割程度の場所代を払う以外にはトレーナーが活動できる場所はありませんでした。

その為、コナミやゴールドジムで活動をし始めたトレーナーは、自分で思い切って店舗を出すか、一生そこで続けるしかなかったのです。

しかも普通は店舗毎の契約なので、その施設内のお客様にしか営業できません。

レンタルパーソナルジムの登場

ここ数年はレンタルパーソナルトレーニングジムが増えました。これは非常に喜ばしいことで、空き時間さえ合えば自由に使えます。

例えば渋谷が拠点の場合には、渋谷で2件ほど使う場所を決めてしまえば、どちらかで予約を取ることができれば、渋谷のお客様を指導することができます。

また、お客様はあなたに教えて欲しいという方も多いと思います。

youtubeやインスタなどであなたに興味を持ったお客様はあなたの指導が受けたいはずです。

その時に、コナミやゴールドでしか教えられないとすると、わざわざ入会するかというと難しいです。流石にそこまではしてくれません。

そういう場合にも、渋谷でも指導できます、新宿でも指導できます、銀座でも指導できますという形だと、今のSNSなどが流行っている時代では、より多くのお客様を獲得できる見込みがあります。

都心に1つの拠点と、自宅近くの拠点などに分けてもいいですし、それぞれが近い距離で行ったり来たりするのもいいと思います。

レンタルジムとジムでの業務委託契約での手取りの差

レンタルジムの場合、60分2000円から4000円くらいが相場です。私たちは2000円でやっているので、それで計算してみます。

都内のジムで業務委託契約をする場合は、自分でお客様を獲得しても約3割くらいがジムに引かれてしまいます。

相場は60分8000円程度なので、2400円が手数料ですね。設定によって差はあると思いますが、これならややレンタルの方が得か、同じくらいかと思います。

レッスン料 大手ジムの手数料(30%) レンタルジム代
8000円 5600円(2400円) 6000円(2000円)
10000円 7000円(3000円) 8000円(2000円)

10000円くらい料金取れると一人前のトレーナーという感じですが、1レッスンで1000円違うと、月に100レッスン行う売れっ子トレーナーは月10万円手取りが変わってしまいます。

しかも総合型のジムは店舗毎の契約なので、渋谷店で契約したら渋谷店でしか教えられません。

SNSなどで知って、あなたに教えて貰いたいと思っているお客様は新宿なら通えるかもしれない、池袋なら通えるかもしれないという方がいるはずです。

色んな場所での活動の可能性を広げる為にも、自分で少しずつでも集客を頑張ろうというパーソナルトレーナーさんは、レンタルジムを使わない選択肢はありません。

大手のジムの会員さんのみを教え続けるつもり以外は、少しずつでもお客様を増やせるようにしなければ、いつまでも先には進めません。

リスク分散で大手ジムと個人集客の2つを利用するのはとてもいい手段だとは思います。大手の集客力を利用するのはいいですね。

レンタルジムの選び方

レンタルジムは立地が全て

レンタルジムはまず立地が重要です。基本は色んなお客様が通いやすいターミナル駅や駅から近いことです。

特定の店舗を持ったらその地域で宣伝することになりますが、あなたの魅力で集める時には、少し遠くからでも来やすい場所にある事が大切です。

レンタルジムは設備も大事

お客様は色々なタイプの方がいらっしゃいます。ダイエット目的の女性や、筋肉を増やしたい男性、健康維持のために通っている中高年の方など。

それら全てのニーズに応えられる事が大事です。お客様毎に指導場所を変えていては移動も大変で、手間もとても多くかかります。間違えも増えるでしょう。なので、高重量から細かい器具まで色々揃っているのが望ましいです。

また、お客様も飽きてしまうので、色々なトレーニングを提供できる事は継続率を上げる事にも繋がります。

レンタルジムは安さが大事

私たちトレーナーは、普通のトレーナーでも50件近く、売れっ子は月に100~150レッスン程度を行います。その場合、場所代として1件2000円なのか3000円なのかは大きく違います。

売れっ子の目安である月に100件の場合、年間1200件行います。2000円の場合240万円、3000円の場合には360万円になります。年間120万。10年続けたら1200万円の違いになります。どうしても件数が多い仕事ではあるので、この辺りはシビアに考えるべきでしょう。

どうしても高い施設を使うのであれば、それだけの付加価値を見出し、価格に乗っけるつもりでないと余計に出費してしまいます。

レンタルジムの活用法

結局のところ、どういう使い方をしたらいいのかというと

  • アクセスのいい駅近くで設備が十分で、かつ安いジムを拠点にする
  • サブにもう1店舗を同じ駅で探す
  • 集客に苦戦するようなら、少し離れた別のアクセスのいい駅近くで1,2店舗探す
  • 月に100件近くが安定して1年続くようなら出店も考える

という流れをお勧めします。集客はまずSNSやブログを使い、それに加えて紹介で安定しているようなら出店というのがいいのではないでしょうか?本来は広告等を勉強するのがいいのですが、これは多店舗展開でなければ無くてもいいかもしれません。

昔と違い、今の方が宣伝のSNSも充実し、活動できる場所も増えました。

是非使えるものはフルに活用して、活躍してください!

 

レンタルジムAnyoneGYM

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